酒    

現在大高には神の井酒造・萬乗醸造・山盛酒造の3軒の酒蔵がある。大高に酒造業が生まれた起源については諸説あるが、江戸期元禄10年(1697年)、酒株の制度が敷かれ、大高では山口弥三郎(餘延年翁の先祖)120石・山本庄左エ門80石の計200石の酒株を得て醸造が始まったと言われている。
 この頃の運上金はかなり重税であったが、その後石高によって1石につき銀5匁を冥加金として上納させていたが、尾張藩では藩財政逼迫のため100石に付き150両で新株を無制限に許可した。そのため新蔵が続出し、かなり生産量があった。
 大高の酒の多くは大高川を利用した樽船で、灘へ送られ灘の酒として販売されたり樽廻船を利用し遠く江戸まで運ばれた。
 明治期の酒税改正により仕込検査も厳しくなったが、それでも明治18年頃には9軒の酒蔵があった。現在は3つに減ってしまったとはいえ、1つの小さな町でこれだけの酒造業が残っているのは珍しいことである。

     
 神の井酒造
http://www.kaminoi.co.jp/


山盛酒造
http://takanoyume.co.jp/


 萬乗醸造
http://kuheiji.co.jp/